【初心者向け】フリマで失敗しない!中古スマートデバイスの「世代」や「年式」の見分け方・選び方ガイド
フリマアプリでスマートデバイスを探している皆さん、こんにちは!「フリマで始めるスマートデバイス」編集部です。
フリマアプリでは、最新モデルから少し前のモデルまで、さまざまなスマートデバイスがお手頃な価格で出品されています。しかし、「どのモデルを選べば良いの?」「古すぎると何が困るの?」といった疑問や不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、スマートフォンやタブレット、ノートPCといったスマートデバイスは、見た目だけでなく、内部の性能や機能が非常に重要です。そして、その性能や機能を大きく左右するのが、デバイスの「世代」や「年式」です。
この記事では、フリマで中古スマートデバイスを購入する際に、なぜ「世代」や「年式」の確認が重要なのか、具体的にどのように見分けるのか、そしてご自身の用途に合わせてどのように選べば失敗しないのかを、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説いたします。
なぜ中古スマートデバイスの「世代」や「年式」が重要なのでしょうか?
フリマアプリで中古デバイスを探す際、多くの出品情報にはモデル名(例: iPhone 12、iPad Air (第4世代)、MacBook Pro (2019))が記載されています。このモデル名に含まれる「世代」や「年式」は、単なる古いか新しいかだけでなく、以下の点に大きく影響します。
- 性能: 同じモデル名でも、世代が違うとCPUやメモリなどの内部パーツが異なり、処理速度や対応できる作業範囲が変わってきます。古い世代は最新のアプリや重い作業が快適に行えない可能性があります。
- OSアップデートのサポート期間: スマートデバイスのOS(例: iOS, Android, Windows, macOS)は定期的にアップデートされます。しかし、古い世代・年式のデバイスは、いつか最新のOSにアップデートできなくなります。OSアップデートが停止すると、セキュリティリスクが増加したり、新しい機能が使えなくなったりします。
- バッテリー寿命: デバイスの製造年である「年式」が古いほど、物理的なバッテリーの劣化が進んでいる可能性が高くなります。バッテリーが劣化していると、充電の持ちが悪くなり、交換が必要になることもあります。
- 対応技術: Wi-Fiの最新規格、Bluetoothのバージョン、USBポートの形式(例: USB-C対応か)など、新しい世代・年式のデバイスほど、最新の周辺機器や通信環境に対応しています。
これらの理由から、希望する用途で快適に、そして安全にデバイスを使用するためには、「世代」や「年式」を正しく把握することが非常に重要なのです。
中古スマートデバイスの「世代」や「年式」を見分ける方法
出品情報に「〇〇年製」「第〇世代」といった記載があれば分かりやすいですが、そうでない場合や、記載が正しいか不安な場合もあります。ご自身で確認する方法を知っておきましょう。
1. モデル名から推測する
多くのスマートデバイスは、モデル名に世代や年式が含まれています。
- Apple製品:
- iPhone, iPad: 「iPhone 13」「iPad Air (第5世代)」のように、数字や「第〇世代」で世代が示されます。各世代がいつ発売されたかを知っていれば、おおよその年式が分かります。例えば、iPhone 12は2020年発売、iPhone 13は2021年発売です。
- MacBook, iMacなど: 「MacBook Pro (13-inch, 2020)」のように、発売年式がモデル名に含まれることが多いです。
- Android製品:
- メーカーやシリーズによって様々ですが、「Pixel 7」「Galaxy S23」のように数字が世代を示したり、「Xperia 1 V」のように数字とアルファベットで世代を示したりします。各モデルの発売時期を確認する必要があります。
- Windows PC (ノートPC/タブレット):
- メーカーやモデルシリーズによって naming rule が異なりますが、CPUの世代(例: Intel Core i5 第12世代)や製品型番(例: Surface Pro 9)からおおよその年式を推測できます。
各モデルの正確な発売時期や世代は、メーカーの公式サイトや信頼できるIT関連のレビューサイトなどで調べることができます。出品情報に記載されているモデル名を正確に検索してみましょう。
2. デバイスの設定画面で確認する(購入後または出品者への確認依頼)
もし可能であれば、デバイス自体の設定画面で確認するのが最も確実です。購入前に出品者に依頼して、特定の画面のスクリーンショットを送ってもらうなどの方法があります。
- iPhone/iPad (iOS/iPadOS):
設定
アプリを開く >一般
>情報
- ここに「モデル名」(例: iPhone 12)や「モデル番号」が表示されます。この情報から正確な世代や年式を特定できます。
- Mac (macOS):
- 画面左上のAppleメニュー
をクリック >このMacについて
- ここに「モデル名」(例: MacBook Pro (13-inch, 2020))が表示されます。
- 画面左上のAppleメニュー
- Androidスマートフォン/タブレット:
設定
アプリを開く >システム
または端末情報
- ここに「モデル名」「機種名」などが表示されます。表示場所や項目名はメーカーやOSバージョンによって多少異なります。
- Windows PC:
設定
アプリを開く >システム
>バージョン情報
- ここに「デバイスの仕様」としてプロセッサ(CPU)名が表示されます。CPUの世代からおおよその年式を推測できます。また、システムのプロパティ(Windowsキー + Pause/Breakキー、または検索バーに「システム」と入力)でも確認できます。
3. 型番やシリアル番号/IMEIから検索する
デバイスの本体や箱、または設定画面に記載されている型番(モデル番号)やシリアル番号(製造番号)、IMEI(国際モバイル機器識別番号 - 主に携帯通信可能なデバイス)を使うと、メーカーの公式サイトや専用の確認サイトで詳細な情報を調べられる場合があります。
- 型番: 「〇〇-xxxxJ/A」といった形式で記載されています。この型番をメーカー公式サイトやウェブ検索で調べると、正確なモデル名や発売時期が分かります。
- シリアル番号/IMEI: 設定画面の「情報」や「端末情報」に記載されています。Apple製品の場合、公式サイトでシリアル番号を入力すると、保証状況とともにモデル名や年式(発売時期)が確認できます。Androidなどもメーカーによっては同様のサポートページがあります。IMEIは、IMEIチェッカーなどのサイトでも基本的な情報が確認できることがあります(ただし、非公式サイトの利用は自己責任で)。
フリマアプリで購入検討中の皆さんへ: 出品情報に世代や年式の記載がない場合、またはより正確な情報が知りたい場合は、出品者に「設定画面の『情報』または『端末情報』のスクリーンショットを見せていただけますか?」「シリアル番号(またはIMEI)を教えていただけますか?」といった質問をしてみましょう。快く対応してくれる出品者であれば、より安心して取引できます。
世代・年式を踏まえた賢い選び方のポイント
世代や年式が性能や寿命に影響することを理解した上で、ご自身のニーズに合わせて最適なデバイスを選ぶためのポイントをご紹介します。
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「何に使うか」を明確にする:
- インターネット閲覧や動画視聴がメインなら、数世代前や数年前のモデルでも十分快適に使えることが多いです。
- 最新のゲームをプレイしたい、動画編集やプログラミングなど負荷の高い作業をしたい場合は、比較的新しい世代の高性能なモデルを選ぶことをお勧めします。
- 仕事や学業で特定のアプリケーションを使用する場合、そのアプリケーションの推奨動作環境(必要なOSバージョンやCPU性能など)を確認し、それを満たす世代・年式を選びましょう。
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OSアップデートのサポート期間を考慮する:
- 今後数年間、最新のOSを使いたい、セキュリティ面を重視したい場合は、まだ比較的新しく、今後もアップデートが期待できる世代を選びましょう。一般的に、Apple製品の方が古いモデルでも長期間OSアップデートが提供される傾向があります。Androidはメーカーによってサポート期間が異なります。
- 現在のOSバージョンで十分、という割り切りも可能ですが、将来的に使いたいアプリが最新OSでないと動作しなくなる可能性もあることを念頭に置いてください。
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バッテリー状態と合わせて検討する:
- 年式が古いほどバッテリーが劣化している可能性は高まります。出品情報にバッテリーの状態(例: iPhoneなら「最大容量〇%」)が記載されているか確認しましょう。記載がない場合は質問することをお勧めします。
- 年式が古くても、バッテリー交換済みであれば安心して使える場合もあります。逆に、比較的新しい年式でも前の持ち主の使い方が悪ければ劣化していることもあります。年式だけで判断せず、バッテリー状態の情報と合わせて総合的に判断しましょう。
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価格とのバランスを見極める:
- 世代や年式が新しくなるほど価格は高くなります。ご自身の予算と、必要な性能・機能、そして今後どのくらいの期間使いたいかのバランスを考えて選びましょう。
- 少し前の世代でも、状態が良く、ご自身の用途には十分な性能を持っているデバイスは、非常にお得に見つかることがあります。
フリマでの「世代」「年式」確認の注意点
- 出品情報の正確性: 出品者が世代や年式を間違って記載している可能性もゼロではありません。型番やシリアル番号/IMEIからご自身でも確認する手間を惜しまないようにしましょう。
- 質問の仕方: 出品者への質問は丁寧に行いましょう。「このiPhoneは何年製ですか?」「設定画面の『情報』のスクショを見せていただけますか?」など、具体的に知りたい情報を伝えましょう。
- 確認できない場合: どうしても世代や年式、シリアル番号などが確認できない場合は、リスクが高い取引と考えられます。購入を見送ることも賢明な判断です。
まとめ
フリマアプリで中古スマートデバイスを購入する際は、価格や外観の状態だけでなく、「世代」や「年式」といった情報が非常に重要です。
- 世代・年式は、デバイスの性能、OSアップデートのサポート期間、バッテリー寿命、対応技術に大きく影響します。
- モデル名、設定画面、型番やシリアル番号/IMEIから、世代や年式を調べることができます。出品者への確認も有効な手段です。
- ご自身の用途、必要なOSサポート期間、予算などを考慮し、世代・年式とバッテリー状態などを総合的に判断して、最適な一台を選びましょう。
「世代」や「年式」を正しく理解し、確認するステップを踏むことで、フリマアプリでのスマートデバイス探しが、より安心で賢いものになります。ぜひこの記事を参考に、ご自身にぴったりのスマートデバイスを見つけてください。
次回も、フリマでのスマートデバイス購入に役立つ情報をお届けしますので、どうぞお楽しみに!